永代供養塔

當山には、永代供養塔があります。
檀家様の墓守の後継者の不安を解消するために令和四年に建立しました。
 


以下、建設中の様子のご紹介

元々は、歴代住職の墓地の隣の森の一部

 寺の北側は、うっそうとした森ですが、このあたりも木々が茂っていました。2月ごろにここを開拓すべく、古い木を3本ほど、伐倒(切り倒す)することから始まりました。
 

住職が伐倒
 (切り倒す)

 樹高は、10mを超えて、直径は、大きいもので80cmを少し超えたものもありました。
 伐倒は、住職が行いました。(安全講習等々受講済み)
 

次、整地

新緑が芽吹く頃、ここからは業者さんの出番です。
 まずは、整地。しの竹のようなものが沢山生えていたので、小さい記の抜根と共に、なるべく根を取り除いてもらってから、整地をしてもらいました。
 

基礎コンクリート

 次に基礎のコンクリートです。
 これは、檀家さんの方で専門がいらっしゃいましたので、施工をお願いしました。
 かなり頑丈に作ってくれたと言われていました。
 

石塔が立っていきます。

 パーツ毎に作られた、石塔が石屋さんによって運び込まれ、積み上がっていきます。
 この頃には、夏が始まり、暑さとの戦いでした。
 石が焼け、照り返しや熱を出します。扇風機が無いと耐えられませんが、その扇風機があっても大変です。
 私(住職)も現場に行きましたがとても暑く、通常の石塔と違い時間もかかるので、無理をして欲しくないことから、健康第一でペースをお願いしました。
 

過去碑は側面に

 三十三回忌までは、骨壺にて安置させて頂きますので、過去碑も側面に刻みます。
 

ついに屋根がのりました。

 屋根がのりました。大きいので大変そうでした。
 

上には宝篋印塔

 供等塔をお守り頂くのに、宝篋印塔を上に載せました。
 中心には陀羅尼を私(住職)が納め、封印をして頂きました。
 お盆を過ぎお彼岸前でしたが、まだまだ石の上は素手ではきつい灼熱です。

納骨は後ろから…

 後ろには納骨の扉があります。
 こちらにも、お守り頂く梵字を入れました。
 梵字の意味は…ご興味のある方は、住職まで…
 

本体完成

 これで本体は完成しました。
 あとは、回りを整えます。
 

回りも整えて、全て完成

 防風砂の壁を北西に入れて、回りには石をいれ、階段を整え、最後にお地蔵様を迎えました。
 お地蔵様は、誰にでも優しいですからね。

落慶(開眼)法要

 木々の葉も色づき始め、寒さも感じるようになった晩秋に護持会の役員さんに集まって頂き、落慶法要を行いました。
 映り込み地蔵さまもしっかりいらっしゃいます。
 


永代供養塔

 令和4年に建立しました。
 檀家様から、後継者不在や後継者が手厚い供養が出来ない等々で墓守の心配があるというお声を聞くようになり、當山も受入体勢を整えました。
 
昨今、お声を聞くと…

  • 後継者がいないのでこの先が不安だが、供養自体はしたい
  • 後継者が遠方で頻繁にお墓に来られないが、供養はしたい

のような不安があるようでした。
 
 そこで、當山では、永代供養を受け入れることにしましたが、少し風変わりです。
 寺にて三十三回忌まで年忌供養や彼岸、盆の供養等々はしますが、檀家様(申込者)が望む場合は、普通の法要に切り替えて、執り行わせて頂きます。